勉強
大学の勉強って、明確な答えがなさすぎる。
どうして、一つの単語の明確な定義づけすらできないのか。高校までならこの言葉の意味は、この本に書いてある通り~~です、で終了だったのに。
深堀していくと、どうしてもおかしいな、と思う点に出会ってしまう。では、その説明にでてくる○○という単語はこういう認識であってるのか、いやその単語は英語の□□の和訳だから広義には違う意味も含まれているから…みたいな。
考えるほど難しさに出会う。思っていたより言葉はずっと不確実で曖昧で、自分の前提が何度も覆される。世間ではよくこういうときにこの言葉が使われているけど、本来の意味としてはふさわしくないのかもしれない、みたいにどんどん疑問が生じてくる。
学べば学ぶほど、迷路みたいに複雑になっていく。知れば知るほど、知らないことが増えていく。これが「勉強」なのか。
一つの問いに対する一つの答え。それなら覚えるだけでいいから簡単なのに。
全然違う。「わからない」がわかるようになっていく。答えにたどり着くことなんてないんじゃないかと思えてしまう。
いわゆる優等生ぶってきた自分には難しい状況だ。答えがないと「どうしたらいいのかわからない。」
どうしたらいいのかわからない、本当にそうだ。だって習ってないもん。
答えのない問いを、深堀つづけた経験なんてない。そもそも、「問いに対応する絶対解など存在しない」なんて聞いてない。
いや、なんとなく知ってたけど。少なくとも「単語の意味は言葉で説明できる」と思ってたよ私は。
そこから覆されるなんて考えてもみなかった。
もしこれが、大学の勉強だというなら、いったいどんな能力を養いたいんだろう。
どんな大人になってほしいんだろう。
少なくとも「優等生」になってほしいわけじゃなさそう。
とりあえずは脱・優等生かなあ。
じゃあまた。